「一緒に走りましょう」と声をかけると

「無理ですー」「いえ遠慮しておきます」「わたし走るの苦手なんで」という声が高い確率で返ってきます。

これ、私としてはとても残念です。一緒に走ってくれないことに対して残念なのではなく、その人が「やる前から諦めてしまっていること」に対して残念なのです。

私もトレーナーなので、その人が明らかに走れないような距離を設定したりはしません。3kmしか走ったことのない人に対して、10km走ろうなんて絶対に言わない。

あとは「浅野さんについていく自信がありません」という声も高い確率で返ってきますが、相手がついてこれないような速いペースで走ることはまずありません。

あくまで一緒に走ることが前提ですから、その人の体力に合わせて走ります。それに私が誘っているわけですから、少しでも嫌な想いをさせてしまったら二度と一緒に走ってくれませんから、そのほうが問題です。

キツイかキツくないかと言えば、最初は少しはキツイでしょう。カラダに適度なストレスを与えなければ変化は起きませんので、これは仕方のないことです。筋トレだって初めはキツイし、今よりも筋肉を付けようと思ったら、徐々に負荷を上げていく必要があるので、ラクなほうに逃げていたら「運動した気になっているだけ」で、カラダに変化は起きません。

負荷は弱すぎても変化が起きないし、強すぎても体へのダメージが大きくなる。その人が今持っている能力よりも「少しだけ高く設定すること」がポイントです。なので、多少の苦痛は受け入れる覚悟は必要です。

本当にやる気があって、モチベーションの高い人だと「ついていけるように頑張ります!」「体力つけておきます!」と答えてくれる。僕が望んでいるのはこういう言葉です。100%のモチベーションに100%の気持ちで答えるのが僕の役割ですから、そういう心構えの人に対しては、私も惜しみなく尽力させていただきます。

運動習慣がなくて、大人になって体力がある人なんかほとんどいません。だから、できなくて当然なわけです。

だから本当に大切なのは、できるかできないかではなく、やるかやらないか、というマインドなのです。

浅野