「女性はどっちの体型が好みなのか」

2枚の画像をツイッターとインスタに投稿したところ、かなり反響がありました。

結論から言うと、圧倒的に「右側」のほうが多かったんですね。というより、左側を選んだ女性は一人もいなかった。「私がなりたいのは、こういうカラダなんです!」と体験にお越しいただいたお客様も何名かいらっしゃいました。

どちらも引き締まっていて綺麗な体型です。無駄がないし、シェイプアップされていますよね。

ただ、現在の日本のフィットネス業界の主流は「左」です。大きな筋肉をつけることで体にメリハリをつけようという考えです。どちらかと言えば欧米的な考えに基づいています。

僕の指導でつくる体型は「右」です。左に比べると、お尻も小さいし、欧米人的なメリハリには欠けますが、一本芯の通った、細くて全体的に調和がとれた体型。どちらかと言えば、アジア人的なイメージです。

これが、僕が自重中心のトレーニングにこだわる理由です。あくまで「細いこと」が前提なので、僕のジムでは、筋肉を不必要に大きくするトレーニングはおこなっていません。また、昨今は「尻トレブーム」ではありますが、どこか一部分だけを集中的に鍛える方法も、姿勢不良の原因となり、シルエットもアンバランスになる傾向があるのでおこなっていません。全体との調和が取れていることが、僕の美しさの基準だからです。これについてはまた別の機会に話します。

僕のジムのコンセプトの一つに「女性が本当になりたい体型をつくること」があります。なので、そういう意味でも、先ほどのアンケートで得られた結果は、僕とお客様のボディメイクに対するイメージが、正しかったことの証明になりました。

お客様とトレーナーとのイメージが合致していることは、パーソナルトレーニングにおいては「大前提」です。これは美容室を選ぶ時と同じ。自分の理想や好みとするヘアスタイルやカラーがあって、それを基準に美容室を選ぶはずです。なので、自分の担当のトレーナーがどんな体づくりをコンセプトとしているのかを事前にリサーチすることはとても大切なことなのです。

言ってしまえば「痩せたい」というのは「髪を短くしたい」というのと同じ。5kg痩せたいというのは、5cm髪を切りたいということと同義だと考えています。けどそうじゃない。パーソナルトレーニングに通うのも、美容室に通うのも、自分の理想になりたいからですよね。だから、「痩せたい」「家から近いから」という考えだけでジムを選んではならないというのが、私の考えです。

僕は、日頃から「僕がいるのはフィットネス業界ではなく、美容業界です」とまわりに伝えています。両者に特別な基準や明確な線引きがあるわけではありませんが、これは僕の中でのイメージ戦略でもあります。

どうしてもフィットネス業界というと「筋肉」「筋トレ」が主役的な考えになってしまうからです。そうじゃない、僕が目的としているのは、あくまで「女性が綺麗になること」なので、正直、筋肉とか筋トレなんかはどうでもいい。そんなことは綺麗になること全体の一部分に過ぎないからです。

かと言って、僕の力だけで全て賄えるわけでもない。だから、美容業界全体の一部に身を置いていて、その中で体づくりを専門にしているという立場です。なので、フィットネス系のイベントって一度も参加したことないし、ボディメイクコンテストにもまったく興味がない。どちらかというと、普段から美容系のイベントに参加したり、美容系のYouTubeばかり見ています。フィットネス業界から見たボディメイクではなく、美容業界から見たボディメイクという視点を持つようにしています。

ボディメイクに正解はありませんので、どんな体型を目指そうと本人の自由です。左側の体型を目指すのも全然OKです。ただ、僕はそのノウハウを持っていないし、そもそも僕のジムにはそれだけの機械がない。僕にとってのトレーナーとは、なんでも揃っている百貨店ではなく、「専門店(職人)」だからです。

自分がなりたいのはどんなカラダなのか、そのイメージを日頃から強く持つことが大切です。

浅野