ここ最近一番衝撃だったニュースは、Nikonが一眼レフの国内生産を終了したこと。

理由は、スマホカメラが普及したことによるカメラ市場の縮小。

僕が23歳の時、はじめて手にした一眼レフがNikonのD7000。廉価なキットレンズだったし、オートモードで撮るのが精一杯だった。

それでも、「こんなに綺麗に撮れるんだ!」という、あの時の感動は今でも忘れていない。写真を撮ることの楽しさを教えてくれた原点でもある。

秋葉原で購入して、その足で羽田空港に写真を撮りに行ったのは今でもいい思い出だ。

一眼レフは、大きい、重い、難しい。

でも、苦労して撮った写真というのは、どんな写真よりも思い入れがあるものである。写真である以前に「思い出」として残るものである。

以前、スペインのイビサ島で、隣の席のカップルに「いいカメラ持ってるね、綺麗に撮れるんだろう?」と声をかけられたことがある。

Nikonにしても、Canonにしても、Sonyにしても、カメラは車と並んで日本が世界に誇る製品である。

「スマホのカメラで充分」という声を聞くたびに、確かにスマホのカメラでも綺麗に撮れる。でも、君はカメラで撮ったことがあるのか?という気持ちにすらなる。

もちろん「高いカメラで撮った写真 = 良い写真」という考えは違う。

だが、手間をかけて撮ることの楽しさをもっと知って欲しい。スマホのボタン一つで簡単に写真が撮れる時代だからこそ、手間をかけることの大切さを知って欲しい。

微力ながら、僕も一眼レフユーザーの一人として、カメラで撮る楽しさをこれからも伝えていきたい。