「夜8時以降は食べないほうがいい」「糖質は太るから摂るべきではない」「水は最低2リットル以上飲むこと」

このように、ネットで調べれば、痩せるための方法はいくらでも見つかる。

だが、面白いのが「にんじん 痩せる」「たまねぎ 痩せる」「じゃがいも 痩せる」と適当なワードを打って検索してみると、同じように「ダイエットに効果的」という記事が多く見つかるのだ。そこで、僕は「もう毎日カレーでも食べておけばいいんじゃないか?」と思ってしまうのだ。

しかも、この傾向は食事だけじゃない。「筋トレ 痩せる」「ヨガ 痩せる」「ピラティス 痩せる」というように、運動に関しても同じように見つかるのである。

これでは何が良いのかわからない。

そこで、今回は、このような情報に振り回されてしまうあなたのために、ダイエットの基本中の基本である「カロリー収支」についてご紹介する。

「あぁ、それか」と思ってしまうかもしれない。だが、それで大丈夫。基本に忠実でいることが、ダイエット成功への近道なのである。

【超基本】まずは「カロリー収支」を覚えよう。

まず、ダイエットの基本である「摂取カロリー」「消費カロリー」を覚えておこう。

摂取カロリーは「食べた物のカロリー」のこと。私たちは、ごはんを食べたり、お菓子を食べたりすることでカロリーを摂取し、それを体内に蓄える。車で例えるなら「蓄えたガソリンの量」である。

一方、消費カロリーは「体を動かして使ったカロリー」のこと。体を動かすにはカロリー(エネルギーとも言う)が必要である。私たちは、体内に蓄えられていたカロリーを使うことで、体を動かすことができるのだ。車で例えるなら「使ったガソリンの量」である。

摂取カロリーと消費カロリーのバランスのことを「カロリー収支」と呼ぶ。

ダイエットの基本は「アンダーカロリー」にすること。

では、カロリー収支の3つのタイプを覚えよう。

【カロリー収支の3つのタイプ】
1. 摂取カロリー = 消費カロリー
2. 摂取カロリー > 消費カロリー
3. 摂取カロリー < 消費カロリー

①【維持】摂取カロリー = 消費カロリー

まず、摂取カロリーと消費カロリーが同じタイプ。

この場合、プラマイ0なので、体型は維持されることになる。太ることもなければ、痩せることもない。

女性の場合、なにもしていなくても1日あたり1,100kcalほど自然に消費している(「基礎代謝」と呼ぶ)

よく「あの人は、運動もしてないのに痩せてる」という声がある。だが、1,100kcalの食事をしていれば、運動をしていなくても体型を維持できるのである。

②【太る】摂取カロリー > 消費カロリー

次に「摂取カロリー > 消費カロリー」

食べた物のカロリーが、使ったカロリーを上回っているタイプである。オーバーカロリーとも呼ばれる。

例えば、600kcalの運動をした後に、800kcalの食事をしたとする。すると、200kcalオーバーしているので、余った分が体脂肪として体に蓄えられる。

ただし、これはあくまで理屈上の話。2 ~ 3日食べ過ぎたくらいでは太ることはない。「え、でも体重増えたよ?」と気にする人もいる。だが、それはすべて水分が増えただけ。数日経てば、きちんと元に戻る。

もし、オーバーカロリーの状態が数ヶ月続いた場合は、体脂肪が増えている可能性があるので注意が必要だ。

③【痩せる】摂取カロリー < 消費カロリー

最後に「摂取カロリー < 消費カロリー」

食べた物のカロリーよりも、使ったカロリーのほうが多いタイプだ。アンダーカロリーとも呼ばれる。

例えば、食事で600kcal摂って、そのあと、800kcalの運動をしたとする。すると、200kcalのマイナスが生まれるので、痩せることになる。

そこであなたは「600kcalしか食べてないのに、どうやって800kcalの運動をするの? あと200kcalないと、動けないじゃん」と考えるかもしれない。

仰る通り。あと200kcalなければ動けるはずがない。車もそう。ガソリンが足りなければ車は動かない。

しかし、人間の体には「体脂肪」が蓄えられているので、それを燃焼して体を動かすことができるのだ。

つまりこれがダイエット。ダイエットとは「アンダーカロリーの状態をつくり、余った体脂肪を燃やす作業のこと」なのである。

まとめ

今回はここまで。

カロリー収支は、ダイエットの基本ではあるが、これが一番重要。色んなダイエット法があるが、このカロリー収支を無視している限り、成功はない。

もし、ダイエットで迷子になったら、この基本原則を思い出すことだ。

ダイエットで迷ったら、基本に戻ること。そこに答えはある。