昔と食べる量は変わらないのにどうして太るの…

学生の頃はいくら食べても太らなかったのに、今は食べたら食べた分だけ太っていく。誰でもそう感じることはあるはずである。

今回は、その原因と解決策について解説していく。

昔と食べる量が変わらないのに太る理由

なぜ、昔と食べる量が変わらないのに太ってしまうのか。

原因は一つではないが、最も大きなものとしては、筋肉が衰えることである。

では、なぜ筋肉が衰えると太ってしまうのか。その理由は2つある。

① 動くことが億劫になる

まず、筋肉が衰えると、それだけ動くことが億劫になる。

想像してみてほしい。同じ重さの荷物を運ぶのに、軽自動車と大型トラックではどちらがラクだろうか。大型トラックのほうがラクに運べるはずである。

体も同じ。筋肉がエンジンで、体脂肪が荷物だと考えてほしい。筋肉が多ければ多いほど、体脂肪を運ぶのがラクなのだ。

逆に言えば、加齢や運動不足によって筋肉が衰えると、それだけ荷物を運ぶのが大変になる。つまり、体を動かすことが億劫になるのである。

階段よりもエスカレーター、徒歩よりもタクシーなど、少しでもラクな方法に頼ろうとしてしまうのだ。

ちなみに、このように体を動かすことで消費されるカロリーのことを活動代謝と呼ぶ。活動代謝が下がるということは、カロリーを消費しないことを意味するので、結果として太りやすくなるのである。

② 基礎代謝が低下する

筋肉が衰えると、基礎代謝も低下する。(基礎代謝ってなに?)すると、カロリーを消費しにくい体質になってしまうのである。

上図のように、摂取カロリーが変わらないのに、消費カロリーが少なくなるため、オーバーカロリーの形になってしまうのである。

食べ過ぎによってもオーバーカロリーにはなるが、基礎代謝が低下することでも同様のことが起こる。

「あまり食べてないのに太るんだよね」という人は、この可能性が大きい。

昔のように痩せやすい体をつくる方法

では、どうすれば昔のような太りにくい体質になれるのか。

そのためには、筋肉をつけることが最優先課題となる。

そうすれば「①動くことが億劫になる」と「②基礎代謝が低下する」の問題を解決することができる。

①については、ある程度の行動変容が求められるため、個人差が大きくなる。結局は自分の意志で動かなければならないからだ。

だが、②については体質そのものが改善されるため、誰でもその恩恵を授かることができる。

図を見ていただくと、基礎代謝が上がることで、消費カロリーも増えていることがわかる。

アンダーカロリーの状態になりやすいので、痩せやすい体質になることができるのだ。

むしろ、若い頃はこの状態であることが多い。それが加齢や運動不足によって、次第に変化してしまったということ。

筋肉は使われなければ衰えるが、筋トレで増やすことができる。

なお、筋肉を増やすと言うと「ムキムキになりたくない」と考える人が多い。勘違いしていただきたくないのは、必要以上の筋肉は要らないこと。マイナスをゼロするくらいの感覚でいい。「若い頃と同じ状態に戻す」と考え、心身に無理のない範囲で、適度な筋トレを心がけよう。

今回のまとめ

「歳だから太った」「食べてないのに太る」

たしかにそれは事実である。

だが、その本質を知らないまま、色んなダイエットに手を出してしまう人が多いと感じる。

それが原因となり、さらなる問題を生み出してしまったりもする。

結果があるなら、必ず原因もある。人生諦めないことが大切だ。正しい知識を身につけ、適切な行動を起こせば、いくつになってもスリムな体は手に入るのだ。

「食べても太らない体」は作れる。