パーソナルトレーニングもだいぶ浸透してきたが、まだ手を出していないという方が多いのも現状だ。

「私なんかが行っていいのか」「運動はいつも続かない」という理由もあるだろうが、一番は「料金が高くて通えない」「いくらくらいかかるんだろう」という悩みだと思う。

確かにパーソナルトレーニングは高額なイメージがある。しかし、それはあくまでイメージである。言ってしまうなら、そういう風潮になってしまっているということ。

本当にトレーニングに何万円も払う必要があるのか。もっと安く綺麗になれる方法はないのか。今回はこのことについて、私なりの視点で説明していく。

パーソナルトレーニングはどれくらいの費用がかかる?

ジムやトレーナーにもよるが、パーソナルトレーニングの相場は1回あたり6,000 ~ 7000円くらい。都心の一等地や高級ジムだと10,000円を超えることもある。

筋トレは、最低でも週に2回はおこなったほうが良いので、パーソナルトレーニングだけで完結させようと思えば、月に8回ほど通う必要がある。1回7,000円を8回受けると、1ヶ月あたり56,000円。懐事情は人それぞれだが、1ヶ月あたり56,000円費やすのは、それなりに余裕のある人でないと難しい。それに、女性ならトレーニングだけでなく、美容室やネイル、マツエク、化粧品など、他にもたくさんお金がかかる。子供がいれば尚更だ。

また、当然の話ではあるが、筋トレを辞めてしまうと筋肉は次第に衰えていく。そのため「2ヶ月だけ頑張る」といった方法はあまり勧められない。つまり、体型を維持しようと思ったら、継続的にパーソナルトレーニングに通わなければならないため、毎月の「固定費」としてかかってくるのだ。

だから、余裕のある人でないとパーソナルトレーニングに毎週通うのはなかなか難しい。結局、金の切れ目はトレーニングの切れ目となってしまうのだ。

パーソナルトレーニングは月1~2回でOK

私の考えとしては、パーソナルトレーニングは月1 ~ 2回で十分だと考えている。これは先ほど述べたコストの面もそうだが、パーソナルトレーニングを学習塾のような場所と考えているからだ。

高校受験でも大学受験でも、学習塾に通う人がほとんどだと思う。そして、そこで教わったらそれでおしまいではない。教わったことを復習したり、出された宿題をこなしたり、自分一人でも学習をするはずだ。

パーソナルトレーニングも同じで、ジムで教わったらそれでおしまいではなく、自分でフォームを復習したり、自主トレをしたり、必要な知識を身につけたり、そうした努力は必要になってくる。トレーナーに依存的になってしまうのは良くない。私の考えるダイエットの目標は「自立」なので、パーソナルトレーニングをしながらも、自分の体のことを知り、自分の体をコントロールする術を身につけていって欲しい。

【パーソナルトレーニング1割:自主トレ9割】くらいが理想だと思っている。もちろんはじめのうちは、フォームの習得に時間がかかったり、分からないことが多いと思うので2:8や5:5でも良い。だが、最終的には自分一人でもある程度トレーニングできることが理想だ。

トレーナーに教わったことを、自主トレという形で実践し、また分からないことが出てきたら、次回のセッションで質問するという流れが良い。

月に1~2回のパーソナルトレーニングであれば2万円以下に抑えることができるので、月に8回通う場合と比べてコストは半分以下だ。

自主トレは宅トレか格安ジムを利用する

自主トレの方法は主に2通りある。自宅で行うパターン(宅トレ)ジムを利用するパターンだ。

正直、私は宅トレだけでも充分だと考えている。「自分の体が一番のジム」という考えを持っているので、自体重トレーニングでも綺麗な体型を目指すことは可能だ。私の知り合いの中にも、家庭の事情などでジムに通う余裕がなく、自宅でトレーニングしている女性がいるが、全身スリムで、お尻は持ち上がり、お腹に綺麗な縦線まで入っている。実際に、宅トレだけで綺麗な体をつくった女性に何人もお会いしてきた。偏見かもしれないが、たまにしかジムに行かない人よりも、1日10分でもこまめに宅トレをしている人のほうが綺麗な体型を維持している印象がある。

時間や場所を選ばないので、お風呂を沸かしている間にできたり、トレーニングが終わったらすぐにお風呂に入れるのも嬉しい。ジムに通うとウェアやシューズを揃えたりしなければならないし、帰りもまたメイクをしなければならないなど大変なことが多いが、宅トレならそうしたことに気を遣わなくて済む。

もう一つの選択肢が、ジムを利用するパターンだ。スタッフがいると安心する人やトレーニングマシンやスタジオプログラムに関心のある人は、大手のフィットネスクラブに通うのがいい。

だが、最近は24時間営業の格安ジムも増えてきたので、そこを利用しても良い。大手フィットネスジムの会費が月10,000円前後なのに対して、格安ジムだと月6,000 ~ 7,000円ほどだ。大手のフィットネスジムは駅前に店舗を構えていることが多いが、格安ジムは住宅街に店舗を構えているケースが多いので、むしろそっちのほうが通いやすかったりもする。スタッフがいなかったり、お風呂がないなどのデメリットはあるが、一人で静かにトレーニングしたい人や、トレーニングだけできれば充分という人には良い選択肢だと思う。

あとは、市や区が運営しているジム。一般的なジムより洗練されたイメージはないが、1回あたり数百円で利用できるメリットは大きい。場所によっては良いマシンを導入していたりもするので、一度足を運んでみても損はない。

誰にでも綺麗になる権利はある

月に1 ~ 2回のパーソナルトレーニングと自主トレの組み合わせを並行しておこなうことを勧めてきた。

月2回のパーソナル(12,000 ~ 14,000円)と格安ジム(6,000 ~ 7,000円)を組み合わせると、月々のトレーニング代は18,000 ~ 21,000円。約20,000円である。もちろん、この他にもウェア代や交通費、サプリメント代なども加わってくるが、パーソナルトレーニングだけに月に何万円も費やすことを考えれば、割と現実的な数字ではないだろうか。いや、むしろこれだけで充分じゃないかと思ってしまう。

「1ヶ月集中コース」や「3ヶ月コース」など、セット料金になってるケースが多いと思うが、私のところでは昔からそういうやり方はしていない。そういう人は1ヶ月経って痩せたとしても、その後自分でトレーニングを続けることは稀なので、また元の体型にリバウンドしてしまう。それに、その後も継続しようと思ったら、また高い料金を支払わなければならないので、結局は経済的に余裕のある人でないと難しい。

綺麗になりたいのに綺麗になれないなんて嫌な世の中だ。それは私が望むトレーニング界の姿ではない。

「週に○回通ってください」「これくらいの料金がかかりますよ」とトレーナーが決めるのではなく、お客様がどれくらい通えるかを基準に考え、それからその人に合ったプランを提供するのがトレーナーの役割であり、プロとアマチュアの違いだと思う。

誰にでも綺麗になる権利はあるのだ。

自分なりの正解を見つけることが正解

トレーニングに正解はない…と言いたいところだが、「自分なりの正解」を見つけることが正解である。誰かにとっての正解が自分にとっての正解ではないし、その逆も然り。人の真似なんてする必要はない。

どれだけジムにお金を費やそうが、トレーニングに時間をかけようが、結局は綺麗になった者勝ちである。

もちろん体型は十人十色だ。体脂肪量が多くて筋肉量が少ない人、体脂肪量が多くて筋肉量も多い人、体脂肪量が少なくて筋肉量も少ない人など様々なタイプの人がいる。しかも、ライフスタイルだって人それぞれ違う。なので、今回説明した考えがすべての人に当て嵌まるわけではない。

だが、綺麗な体型になる道は必ずある。それを見つけているか、見つけていないかだけの差なのである。私のところは単発でも受講が可能なので、もしダイエットで分からないことがあればいつでも相談して欲しい。

パーソナルトレーナーとは、毎週のように一緒にトレーニングをする存在ではなく、なにか困ったときにいつでも相談できるようなカウンセラーのような存在だと考えている。